1952年より世代を超えて愛され続ける、自然から生まれたデザイン
Flora Danicaのストーリーは、1952年に「自然そのままの姿をジュエリーに」というアイデアを形にしたことから始まりました。Flora Danicaは、生花を摘んだときそのままの姿を再現する為に開発した、優れた貴金属コーティングの技術をもっています。また、その技術を使ったジュエリーを世界へ発信することのできる唯一のブランドであり、1952年以来先駆者であり続けています。
フローラダニカの名前について
フローラダニカという名前は、デンマークの真の文化遺産であり、同名の百科事典に由来します。フローラダニカは、もともと5代目のフレデリク王によって依頼されたもので、122年間にわたってデンマークの植物相が記録され、王国の野生の自然に関するユニークな作品として印刷されてきました。
フローラダニカといえば、ロイヤル・コペンハーゲンの有名な磁器食器を連想する人が多いでしょう。しかし、この象徴的な名前にちなんだ特別なカテゴリーが1952年に誕生しました。それは、自然そのものがデザインしたジュエリーです。
フローラダニカ ジュエリー 創業ストーリー
フローラダニカは、1930年代に人気を博したアーティストであり創業者のオーラ・エガート氏の「植物や花々から唯一無二のジュエリーを作りたい」という想いからデンマークで1952年に誕生したジュエリーブランドです。
フローラダニカは世界で初めて、そして世界で唯一、生花に金のコーティングを施して不朽のものにすることを実現しました。フローラダニカが最初に発表したジュエリーは、花や植物の葉に直接銅をあしらい、その上から22金でコーティング加工をした商品でした。しかし、植物を使ったジュエリーには課題もありました。本物の植物が材料ゆえ、安定的にジュエリーを作ることが困難でした。特に、四つ葉のクローバーは非常に希少なため、生産が全く追いついていませんでした。 そこで当時のフローラダニカの経営陣はあるアイディアを思いつきました。「そうだ、市民に呼びかけて、四つ葉のクローバーを持ってきてもらおう。」 四つ葉のクローバー1つにつき、1デンマーククローネと交換するという広告をデンマークの新聞に毎週出したのです。このアイディアは大成功し、四つ葉のクローバーを持った市民が日曜日になるとフローラダニカの店に行列をつくりました。
需要の増加に対応するため、生花を使用することがなくなった今でも1950年代~60年代にかけてデンマークの大自然で摘まれた草花からつくられた鋳型を使用することで当時の草花の姿を忠実に再現したデザインを楽しむことができます。※現在フローラダニカのジュエリーは全てシルバー925で作られています。
また、フローラダニカはデンマーク宮廷と深い関わりがあります。1992年には当時の女王陛下、マルグレーテ2世の結婚25周年記念式典にブローチを献上しました。そのブローチは、自らがデザインし、デンマークの自然と農業の伝統を象徴したものでした。ブナの葉に小麦の粒を乗せたデザインのブローチは出席した全てのゲストに贈られました。
また、マリー王女殿下にはフローラダニカのオリジナルティアラを献上しました。王子と王女の愛の物語をエレガントかつシンプルに表現したデザインは「フレンチリリー」コレクションとして親しまれています。
そして、長い歴史と伝統を持つフローラダニカは、2021年にデンマーク人夫婦のカリーナ&マーティン・グリスビー・ケアンが新オーナーとなり、翌2022年には、フラワーアーティストのニコライ・バーグマンを共同経営者としてブランドに迎え創業70周年という節目に新たなページを開きました。
商品と品質について
Flora Danicaのジュエリーは、100%リサイクルシルバー(925スターリングシルバー)に22Kゴールドもしくはロジウムでコーティングされています。また、ファインジュエリーに使用しているゴールドは全て100%リサイクルゴールド(18Kゴールド)です。ダイヤモンドは、Top Wesselton(F~G)カラー、クラリティはVSを使用しています。全てのジュエリーに刻印されているブランドネーム(FDJあるいはFLORA DANICA)と素材(シルバーは925、ゴールドは750)はFlora Danicaジュエリーの証です。
サスティナビリティーについて
自然そのもののデザインをジュエリーにするというコンセプトの元、Flora Danicaは70年以上に渡りサステナブルなジュエリーの第一線に立ち続けるという信念を持ち続けてきました。現在、Flora Danicaのジュエリーは、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の理念に準拠し、世界中のジュエリーにおけるサステナビリティと業界における責任について最も高い規範と規格を開発している、責任あるジュエリー協議会(RJC)の厳密なガイドラインの元、ジュエリーを制作しています。また、ギフトボックスは環境への負荷が少ない素材を使用しております。