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フローラダニカ 創業ストーリー

フローラダニカ ー自然が創るデザインー

フローラダニカは、1930年代に人気を博したアーティストであり創業者のオーラ・エガート氏の「植物や花々から唯一無二のジュエリーを作りたい」という想いからデンマークで1952年に誕生したジュエリーブランドです。

フローラダニカは世界で初めて、そして世界で唯一、生花に金のコーティングを施して不朽のものにすることを実現しました。フローラダニカが最初に発表したジュエリーは、花や植物の葉に直接銅をあしらい、その上から22金でコーティング加工をした商品でした。しかし、植物を使ったジュエリーには課題もありました。本物の植物が材料ゆえ、安定的にジュエリーを作ることが困難でした。特に、四つ葉のクローバーは非常に希少なため、生産が全く追いついていませんでした。 そこで当時のフローラダニカの経営陣はあるアイディアを思いつきました。「そうだ、市民に呼びかけて、四つ葉のクローバーを持ってきてもらおう。」 四つ葉のクローバー1つにつき、1デンマーククローネと交換するという広告をデンマークの新聞に毎週出したのです。このアイディアは大成功し、四つ葉のクローバーを持った市民が日曜日になるとフローラダニカの店に行列をつくりました。

需要の増加に対応するため、生花を使用することがなくなった今でも1950年代~60年代にかけてデンマークの大自然で摘まれた草花からつくられた鋳型を使用することで当時の草花の姿を忠実に再現したデザインを楽しむことができます。※現在フローラダニカのジュエリーは全てシルバー925で作られています。

フローラダニカはデンマーク宮廷と深い関わりがあります。1992年には当時の女王陛下、マルグレーテ2世の結婚25周年記念式典にブローチを献上しました。そのブローチは、女王陛下自らがデザインし、デンマークの自然と農業の伝統を象徴したものでした。ブナの葉に小麦の粒を乗せたデザインのブローチは出席した全てのゲストに贈られました。 また、マリー王女殿下にはフローラダニカのオリジナルティアラを献上しました。王子と王女の愛の物語をエレガントかつシンプルに表現したデザインは「フレンチリリー」コレクションとして親しまれています。

長い歴史と伝統を持つフローラダニカは、2021年にデンマーク人夫婦のカリーナ&マーティン・グリスビー・ケルンが新オーナーとなり、翌2022年には、フラワーアーティストのニコライ・バーグマンをクリエイティブディレクターとしてブランドに迎え創業70周年という節目に新たなページを開きました。